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更新日:2023年10月5日

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輝く海で生まれるサンゴ礁 上昇する大地 人はその恩恵を育む     「10万年の奇跡」 喜界島ジオパーク(構想)

テーバルバンタハマサンゴヒメタツナミソウ

ハマサンゴの写真については喜界島サンゴ礁科学研究所より提供

喜界島ジオパーク(構想)ロゴマーク決定!

ロゴマークお披露目ロゴマーク全体

喜界島ジオパーク(構想)ロゴマークのお披露目式が10月5日、喜界町役場会議室でおこなわれました。
ロゴマークは全国から87点の応募が寄せられました。どれも力作ぞろいで事務局内の一次選考で7点に絞られ、評議員と学術顧問の14名の最終選考を経て1点が選ばれました。
お披露目式では、日本ジオパーク認定を本気で目指している経緯や喜界島ジオパーク推進協議会の隈崎悦男会長(喜界町長)からは「喜界島の地質・地形を地元の人にも知っていただきたい。また、島外にも広く知って頂きたい。現在、独自の活動として、島の食材を使った「ジオパクパク給食」も始まっており、今回、喜界島ジオパーク(構想)ロゴマークも決定し、来年度の日本ジオパーク認定に向けた活動を進めていきたい。」とのコメントをいただきました。そして、決定したマークのお披露目と、参加者と共に記念撮影が行われました。
お披露目後には、採用されたデザインを応募してくださった鹿児島市にお住まいの平山陽一さんへ目録と喜界島の特産品が喜界島ジオパーク推進協議会から贈呈されたことが報告されました。

また、採用者の平山さんからは「この度、『喜界島ジオパーク(構想)ロゴマーク』応募におきまして、私の作品が採用できましたことは、非常にうれしい驚きです。心から感謝・御礼申し上げます。これから、日本ジオパークの認定を目指して、ロゴマークが幅広く、喜界島の情報発信、様々なPR活動等に活用していただけることを心より願っております。本当にありがとうございました。」と喜びのコメントが紹介されました。
採用されましたロゴマークは、今後喜界島が目指す日本ジオパーク認定に向け、喜界島ジオパーク(構想)の顔として大切に使用させていただきます。

喜界島ジオパーク(構想)ロゴマーク

喜界島ジオパーク(構想)ロゴマークロゴマーク横

ロゴマークコンセプト

喜界島は、隆起サンゴ礁の島です。太陽の光を浴びてサンゴが育ち、サンゴは産卵して新しい命を繋ないでいます。海の中で育ったサンゴは隆起して島の大地になりました。5本のブルーラインは、島を象徴する地形である5段の隆起サンゴ礁段丘と、世界屈指の隆起速度を誇る喜界島の力強い成立ちを表現しています。

注)ロゴマークを使用の際には許可申請が必要となります。

ジオパークについて

ジオ(大地・地形)とパーク(公園)を組み合わせた言葉で「大地の公園」を意味します。地形・地質などの自然資源の地域を観察し、その成り立ち等を読み解き、そこにある生態系やそこで暮らす人々の歴史や文化との関わりを考える場所となっています。さらに持続可能な地域社会の形成や地域振興のために、地域の様々な自然資源の保全と教育や観光等への活用を図る仕組みです。

喜界島ジオパーク(構想)について

大地とつながる喜界島の暮らし

サンゴの土から生まれた喜界島のゴマ

ゴマの国内最大の産地の喜界島。

喜界島のゴマの特徴は、カルシウムなどのミネラル分が含まれていることです。その理由の一つに、喜界島の土と関係があるといわれています。喜界島の土は、サンゴからできています。サンゴには、カルシウムが多く含まれることから、ここに、ゴマと、サンゴでできた大地「喜界島」とのつながりを見ることができます。

ゴマ石垣

サンゴの石垣に立てかけて干されているゴマ

サンゴの石垣

サンゴの石は、喜界島の海岸で簡単に手に入ります。また、それほど固くないのでいろいろな形に削ることができます。そのため、家をめぐらせる石垣に利用されています。

地球のダイナミックな動きが造った天然の「防風垣」

喜界島の東側(太平洋側)は、高さ150メートルから200メートルの段丘が続いています。この段丘は、サンゴ礁をそのまま持ち上げた地球のダイナミックな動きが造り上げました。

崖の下にある集落の一つ、阿伝集落では、昔から野菜などの園芸作物が栽培されてきました。一方で、喜界島のように四方を海に囲まれ一年中風が吹きつける所では、園芸作物の栽培は難しいと考えられています。

では、なぜ阿伝集落では昔から園芸作物の栽培が行われてきたのでしょうか?

その理由の一つに、阿伝集落の西にそびえる段丘が天然の「防風垣」となって冬の強い季節風を防いでいるためと考えられます。

阿伝崖

阿伝集落の後ろにそびえる段丘

喜界島のジオとつながる物語

喜界島のジオとつながる物語をご紹介します。

広報きかい連載「ジオと喜界島」より(令和3年8月号から令和4年3月号)

喜界島のジオをもっと知りたい方へ

喜界島は生まれたての島

海の生きものであるサンゴが作り上げたサンゴ礁が、そのままの形で陸になった島、喜界島。

喜界島は、生まれたての島です。といっても10万年前の話なのですが・・。しかし、地球の歴史からみれば、喜界島は生まれたての島なのです。なぜかって?

地球の歴史46億年を1年と見たとき、喜界島が生まれたのは、大みそかの12月31日の午後11時48分です。年が明ける直前に、喜界島は生まれたからです。(ちなみに、大陸からわかれた日本列島が、今の場所にたどり着いたのは12月30日午後5時32分の出来事です。)

空から見た喜界島

空から見た喜界島

パンフレット

認定エコツアーガイドとE-サイクルで巡る喜界島ガイドツアーのご紹介

喜界島の国立公園内の景勝地・観光スポットと島の人の暮らしが垣間見れる集落を、奄美群島認定エコツアーガイド(外部サイトへリンク)と巡る自転車ツアーです。

自転車は、電動アシスト付きのE-サイクルを使いますので無理なく楽しめます。

サインボード(看板)

喜界島をフィールドにさまざまな分野を【まなび】ながら高校生活を送りませんか?~「サンゴ留学」のご案内~

「サンゴ留学」とは、高校生が3年間を喜界町が指定する寮に入り、鹿児島県立喜界高等学校に通いながら、喜界島サンゴ礁科学研究所で喜界島をフィールドにさまざまな分野を【まなぶ】留学制度です。

詳しくことについては、「サンゴ留学」サイトをご覧ください。

サンゴ礁研究を柱とした研究拠点

関連サイト

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お問い合わせ

喜界町役場企画観光課ふるさと未来創生室

鹿児島県大島郡喜界町大字湾1746番地

電話番号:0997-65-3682

ファックス番号:0997-65-4316

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