更新日:2025年4月2日
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喜界町では、鹿児島大学をはじめとした各機関と連携し、災害時の備えについて検討し、啓発を図っております。
その一例として、喜界町・鹿児島大学「防災フィールドスクール」について、次の通り、報告します。
2月21日~25日に喜界高等学校で、喜界町・鹿児島大学 防災フィールドスクール「喜界町の防災を考える―鹿児島大学学生と喜界高校生徒による現地調査からの提言―」を開催しました。
喜界高等学校1・2年生および喜界中学校1・2年生を中心に、総計214名が参加しました。
奄美群島の東端に位置する喜界島では、海溝型地震による津波災害が懸念されています。
喜界島東海岸では、早いところで、地震発生後2分で第一波の到達が予想されており、地震発生後数分から十数分程度での避難が求められています。
イベントを通じ、喜界島の未来を担う中学生、高校生が地震・津波発生時の自らの命の守り方について考えることができました。
一部の高校生は、測量調査を経験したほか、成果発表会においても大学教員や大学生、行政機関等の様々な大人とふれあい、防災に関する知識を深めました。
総合討論では、鹿児島大学の岩船教授を中心に、大学生、喜界高校、喜界中学校、名瀬測候所、役場職員が以下のとおり議論を行いました。
【2月21日~2月24日】
【2月25日】
鹿児島大学稲盛アカデミーの
武隈晃アカデミー長による開校挨拶
津波避難環境調査(測量)に参加した
高校生と武隈アカデミー長
垂直避難も想定して校舎3階まで測量した
大学生による避難行動の
聞き取り調査
鹿児島大学共通教育センター
岩船 昌起 教授による基調講演
鹿児島大学法文学部2年柳川 すずなさんと
喜界高校生による説明
総合討論で発言する名瀬測候所 木村 誠治 所長(右)
阿見 隆之 地域防災官(左)
「立退き避難」にかかわる
簡易体力テストを体験する高校生
喜界高等学校校舎等での 測量調査に参加した喜界高校生 |
大学生による保育園保護者への調査
隅崎町長による
シンポジウム開会挨拶
鹿児島大学法文学部2年
四ヶ所 楓さんによる発表
総合討論で発言する喜界中学校の藤原隆哉校長(左)
喜界高校の松野下修司校長(右)
総合討論で発言する
鹿児島大学理学部3年の梶原 こころさん