更新日:2025年1月24日
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喜界島のカボチャは、他産地の出荷時期との端境期に出荷が可能で、特に関東市場からの需要が高く比較的安定した取引価格が見込める作物です。このことから近年、喜界島では主流の露地作野菜として台頭しており、カボチャの国内生産量第2位の鹿児島県の中でも5本の指に入る程盛んな営農品目になっています。
喜界島では9月頃に種を蒔き、1月頃に収穫する秋カボチャ(抑制カボチャ)と、1月頃に種を蒔き5月頃に収穫する春カボチャ(早熟カボチャ)があります。どちらもトレイやポッドに種を蒔き、少し苗を育ててから畑に植え付ける方法が一般的です。
秋カボチャは台風時期が重なることや、寒い時期に向かって成長していくので少し小玉傾向になるといったリスクを伴いますが、最低限の準備で始められるので比較的取組みやすい作型です。
春カボチャは12月や1月の寒い時期に始まるので、育苗時や植付け後の苗を保温してあげる必要があります。そのため育苗時には暖機能のある苗床や、定植時にはビニルのミニトンネルを設置して保温するなど秋よりも準備が必要になりますが、温かい時期に向けて成長していくため大きくなりやすく、より収穫量が見込める作型です。
1年のうちにどちらも取り組むことが可能なため、専業農家はもちろん兼業農家の方もスケジュールに組込みやすい点が特徴です。
喜界島のカボチャ栽培は、“ひとつの株から一つの果実”、いわゆる「一果採り」が主流
日差しの強さで果実が日焼けしてしまうリスクが高いので、日除けのために新聞紙やテープなどを被せて対策します
平成30年 | 令和元年 | 令和2年 | 令和3年 | 令和4年 | 令和5年 |
229.2t | 233.6t | 299.2t | 378.8t | 346.5t | 354.3t |
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