更新日:2021年3月26日
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喜界町では、昭和48年6月に自然環境を保全する「喜界町自然保護条例」を制定しました。喜界町に自生する貴重な植物を「保護植物」として指定し、採取・採掘を禁止しています。
現在、17種の植物を保護植物として指定しています。
サンゴ礁の隆起速度が著しい喜界町では、海岸の波打ち際から内陸にかけてミズガンピやイソマツ、モクビャッコウ群落などが広がっており、自然のまま手つかずの状態で残っています。これらの貴重な自然遺産を大事に後世へ受け継いでいきましょう。
海岸~低地の陽地に生える常緑高木。枝や幹から多数の気根を垂らし、やがてその一部が地面について太い支柱根になる。
海岸の隆起サンゴ礁上に生える常緑低木。花が梅の花に似ることから、別名「天梅(テンバイ)」という。
また、テンノウメは県の「希少野生動植物」にも指定されており、採取などの違法行為を行った場合、1年以下の懲役又は50万円以下の罰金が科せられます。
海岸付近の岩場や斜面に生える雌雄別株の常緑低木。救荒植物として昔から植栽され、食用としていた。種子は「ナリ」と呼ばれ、味噌の原料にもなる。
分布:奄美大島・喜界島・徳之島
低地~山地の渓流沿いや谷筋に生える陽性の落葉高木。樹皮は茶褐色でよく剥がれ、その痕が白色の斑紋状になる。
海岸の砂浜や隆起サンゴ礁上に生え、ときに大群落を形成する常緑低木。葉は大きく、互生して枝先に集まる。
海岸から高地にかけてのやせ地や尾根筋に生える常緑小高木。樹皮や材はタンニンを多く含み、大島紬の染料に用いられるほか、街路樹や庭園樹としても多用されている。
海岸に生える常緑小高木。方言名は「ユナ」。公園などにもよく植栽されている。
沿岸部~山地のやや湿気のある谷あいを好む常緑高木。和名は赤く染まった花序をサンゴに見立てたことによる。
海岸の隆起サンゴ礁上に生える常緑低木。葉は互生して密生し、茎とともに灰白色の短毛が密生する。
海岸の砂浜や隆起サンゴ礁上に生える常緑低木。葉は魚毒になり、材は水圧を調整して目が痛くならないので素潜り漁の潜水用眼鏡枠に使われた。
海岸の隆起サンゴ礁上に生える常緑低木。枝はよく分枝し、隆起サンゴ礁を覆うように群生する。
海岸の隆起サンゴ礁上に生える常緑低木。方言名を「マッコウ」と言い、盆栽としてよく植栽されている。
海岸の隆起サンゴ礁上に生える常緑低木。和名は海岸に生え、茎が黒色で葉痕が松の樹皮上になることによる。
海岸の低木林や山地の風衝地などに生える雌雄別株の常緑低木。花は淡黄緑色で下向きに咲く。
海岸の岩場や草地または隆起サンゴ礁上に生える多年生草本。花は白色で横向きに咲き、芳香がある。
海岸低木林の前線に生える雌雄別株の常緑小高木。太い枝をまばらに横に広げ、支柱根を下垂して生い茂る。
喜界町の町花。戦前からあり庭木として、あるいは葉の繊維を利用するために導入されたと思われる。先の尖った多肉質の葉っぱを放射状に広げる姿が、竜の舌を思わせることから名づけられた。
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