更新日:2024年3月30日
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料理は、お重に詰めて集落の広場などへ出かけます。そこで、相撲見物しながら、歌い踊りながら食べるスーキの味はまた格別です。
豚肉、魚、卵、イカ、カマボコ、カブ、コンブの煮しめと、揚豆腐、モチ米てんぷら、ぼんたんなどをお重に詰めてあります。
ハサームッチーをつくり先祖にお供えします。また、家々をまわりお餅をもらっていました。
この時の餅は「命餅ち」といわれ、必ず食べなければならないと云われ、赤ちゃんのロにもつけるものでした。悪魔払いの意味が含まれています。
お墓にお菓子や料理をお供えし、親せき一同集まって供養していましたが、今ではお香とおみきを上げるだけとし、料理はお家でお供えし供養をしています。
フダン草汁、ナンカー汁、豚汁、フークー(春ののげし)汁、イユ(サカナ)汁、アーサー(アオサ)汁、グ汁など、その名称のとおりの材料をつかい、だし汁と味噌を使ってつくります。
【グ汁のつくり方】(マミスドイー)
大豆を一晩水につけて砕いた、呉汁と、野菜を入れ、みそで仕立てた栄養的な汁物である。
あらゆる野菜が材料となり、肉、レバー、臓物、貝、豆腐、おから、本クラゲ、コンブ等を油で炒め、しょうゆ又は味噌で味付けしたものです。
(1)ワタイツチャーシー(ホルモン料理)
【作り方】
豚や山羊の内臓をていねいに洗い、数回も水をかえてゆがき、適当な大きさに切り、野菜、生姜を入れてラードか油で炒め、砂糖、しょうゆで調味し、ニラを入れてまぜ合わせて作ります。
(2)豚イツチヤ-シー
豚肉を(1)の方法で料理したものです。冠婚葬祭の料理として利用されています。
(3)キラズイツシャーシー(おから)
【作り方】
きくらげ、人参、ゆがいた青野菜などを油で炒め、しょうゆ(味噌)と砂糖で調味し、おからを入れて炒めます。
(4)クンマーイツチャーシー(ひざら貝)
3月3日、5月5日にひざら貝をつかってつくる料理です。
【作り方】
ひざら貝をゆがいて、砂など雑物をきれいに取り除き(水洗い)油で炒めて、しょうゆ(味噌)と砂糖で調味し、ネギやニラを入れて混ぜ合わせできあがり。
【由来】
1841年(天保12年)唐(中国)人の乗った船か難破し、小野津に漂着、地元の人たちに親切にされたお礼として教えてくれたのがはじまりであるといわれています。
【作り方】
豚肉又は山羊肉と、ゆがいて洗った臓物と野菜を入れて炒め、しょうゆ(味噌)で味つけし、ニンニク葉を入れて豚や山羊の血液を入れてつくります。
日常の料理や、ちょっとした人の集まりの時に利用されています。
【作り方】
大根、人参を太い線切りにして油で炒め、しょうゆで味つけしたものです。肉を入れるとさらによい。
ツミキリは、手先でちぎってつくることから、その名称がついています。
【作り方】
米粉をねり、伸ばしてから手先で適当な大きさにちぎってからゆがき、油、しょうゆ、砂糖で味つけし、青味を入れてできあがり。
突然な来客、寄り合い、ごはんが不足した時、行事(お盆、正月16日20日のシク)、食欲のない時など広く利用されています。
【作り方】
だし汁に、油としょうゆで調味した汁の中に、ゆがいためんをいれて、最後にニラを入れて味をしみこませ、すくって皿に盛って食べます。
油ソーメンは、ゆがいて洗わないで油で炒めたものです。
【作り方】
豚骨を時間をかけて煮、その中に大根、コンブ、豆腐、フキなどを入れてしょうゆで味つけして煮しめます。
材料がフカフカと汁の上に浮いているのでその名がついています。
トーフカシイ、ガニフカシイ、ウニフカシイ、タマゴフカシイなどがあります。
【作り方】
たこの卵、生カニ、ウニの身、鶏卵のいずれも、だし汁にネギやアオサなどを鍋に入れて、中火でフワフワとなる程度に煮たもの。
ご飯やお芋のおかずに、お茶うけにつくるが、保存食やスタミナ食としても利用されるふるさとの味の一つです。
【作り方】
【作り方】
漬物は、副食、お茶うけとしてよく利用されています。野菜類、コンブ、豆腐、貝、イカ、ラッキョウなどを塩漬、味噌漬にしました。その他、パパイヤの味噌漬、ひざら貝の味噌漬、チム(レバー)の味噌漬などもあります。
トテダーバイー(そてつの実のかゆ)粟バイ、麦バイ、チミバイ、マミミシー、クダーミシ(小豆ごはん)、ミシダアなどがあります。
(1)クダーイッチーシー(小豆の砂糖炒め)
農作業,家の普請などの時のお茶うけに利用されます。
【作り方】
軟かく煮た小豆と黒砂糖、味噌、ネギなどを入れて炒め煮したものです。
(2)ウムデンカクー(芋田楽)
【作り方】
田芋を煮て、黒砂糖、味噌でつくったタレを混ぜ、ゴマやネギをふります。
(3)そのほか、インニュミ、インニュミムッチ一、イリクムラ、イッチマミなどがあります。
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